2012年06月

菅野温泉【長野県下諏訪温泉】


この路地を見たら、素通りできませんでした。
アーケードのような路地の奥に、レトロな温泉銭湯があります。
かつてここには露店が立ち並んでいたそうですが、
今はひっそりと、温泉へ向かう人のためだけの通りになっています。


R0012558a.jpg
昔ながらの銭湯で見かける懐かしいアイテムが揃ってます。
中は思ったよりも広く、この奥に倍ぐらいの広さの脱衣場があり、
さらに同じぐらいの広さの浴室が続いています。

浴室はタイル張りの楕円形の湯船が真ん中にあります。
湯船の中央にある湯口から絶えずお湯が注がれています。
旦過の湯からの引き湯で、普通よりは熱いと思いますけど、
多少距離があるからか、だいぶ入りやすい温度になっていました。
次の電車の時間まで、ゆっくり湯浴みを楽しみ、次は上諏訪へ移動です。


【2012年6月18日入湯】
入浴料/220円
営業時間/5:30~22:00
休み/なし

関連記事
スポンサーサイト

旦過の湯【長野県下諏訪温泉】

R0012539a.jpg
下諏訪温泉には9ヶ所の共同浴場があります。
そのなかでいちばん熱い湯として有名なのが『旦過の湯』です。
古い旅館などが立ち並ぶ旧中山道沿いにあり、
鎌倉時代、慈雲寺を訪れる修行僧にために建てられた「旦過寮」に由来するお湯だそうです。
そしてあとから行く菅野温泉をはじめ、ほかの共同浴場もここから源泉を引いてるらしい。


R0012537a.jpg
浴室内は壁も床も浴槽もタイル張り。天女の壁画もモザイクタイルで描かれています。
浴槽には仕切りがあり、ライオンの湯口から熱湯が注がれているほうが熱く、
もう一方がぬるめになっています。

熱い、熱いと聞いていたので、どんなもんだろうと覚悟して浸かったのですが、
あれ?熱いことは熱いけれどそれほどではない。
先客の女性に聞いてみたら、さっきまであまりにも熱かったので、
もうひとりの女性客と一緒に埋めましょう、となったそうだ。

それでもしばらく入ってくると、これが本当の熱さだな、という温度になってきた。
泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉で、無色透明でわずかに石膏臭がします。
40度台後半の目が覚めるような熱さ。しばらく汗がとまりませんでした。

R0012536a.jpg
ライオンの湯口が析出物で白くなっていました。

この旦過の湯ですが、現在、駐車場部分に新しく建て替え工事中で、
完成次第、こちらが壊されて駐車場になるそうです。
レトロな佇まいを見られるのも秋ごろまででしょうか。
新しくなる前に入浴できて良かったです。


【2012年6月18日入湯】
入浴料/220円
営業時間/5:30~22:00
休み/なし

関連記事

毒沢鉱泉 神乃湯【長野県下諏訪町】


下諏訪駅からそこまで離れていないのに、人里離れた雰囲気が漂っていました。
宿の背後にはなにもなく、老杉がうっそうと生い茂っています。

毒沢鉱泉の開湯は約450年前。武田信玄の隠し湯のひとつだったそうです。
宿の創業は昭和9年。初代館主の息子が医学に見放されるほどの病を追っていたが、
神のお告げ通りに山奥に湧く鉱泉を沸かして飲んだところ治り、
以来、評判を聞きつけた湯治客が各地からやってくるようになったそう。
“神乃湯”の名前はそんな湯にまつわる逸話からきています。


R0012514a.jpg
ロビーや客室のある母屋の奥、外履きに履き替えていく離れに温泉棟があります。
奥側が女湯です。


R0012502a.jpg
お風呂は内湯のみ。
入りやすい温度に加熱した浴槽と、
約10℃前後の鉱泉をそのまま注いだ小さな源泉浴槽があります。

泉質は含鉄(Ⅱ)-アルミニウム-硫酸塩冷鉱泉
鉄分と明礬を多く含み、源泉は透明ですが、加熱浴槽は黄土色に濁っています。
湯船の底に湯の成分が溜まっていて、手を付けると茶色に染まります。


R0012508a.jpg
「飲用鉱泉」から細く落ちる湯が源泉浴槽を満たしています。
飲んでみるとレモンのような酸味を感じておいしい。飲みづらさはないですね。
鉄分が多いので、貧血によいそうです。

そしてひとりでいっぱいぐらいの源泉浴槽にゆっくりと体を沈めます。
慣れれば冷たさは感じません。
浴槽から出た瞬間にぶわっと体が温かくなり、血のめぐりが良くなるのを感じます。
しばらくこのふたつの浴槽で温冷浴を楽しみました。


【2012年6月18日入湯】
入浴料/自遊人温泉パスポート利用(通常700円)
日帰り営業時間/10:00~21:00、土・日・休前日~15:00(温泉パスポートの利用は時間制限あり)
休み/不定休






関連記事

八丁の湯【栃木県奥鬼怒温泉郷】


奥鬼怒の温泉めぐりもこちらで最後になります。
木造りの外観と周囲の緑が美しく調和しています。
このほかにログハウスの客室棟などが並んでいます。

こちらを最後に利用したのには理由がありました。
唯一、日帰り入浴で送迎をしていただけるのです。
昼食付きの日帰り入浴パック3500円を利用すると送迎が可能になります。
父母の歩きに不安があったので、帰りの送迎だけこちらを利用させていただきました。
私と妹は日光澤と加仁湯に立ち寄ってからこちらに昼ごろ入り、
父母は手白澤から直行してのんびり。そんな使い方もできると思います。


R0012461a.jpg
セットの昼食はこんな感じ。メインは蕎麦、うどん、カレーから選べます。
小鉢とちまきが付いて、充実の内容です。


R0012470a.jpg
女性専用露天風呂もありますが、私たちしかいなかったので、混浴に入りました。
脱衣所も男女一緒。一応、カーテンで仕切れるスペースはあるのですが、
誰か知らない人が入っていたら、難易度は高いですね。


R0012465a.jpg
滝が見えます。こちらは昭和4年の開業時にできた雪見の湯
右奥の石段を下りると、


R0012466a.jpg
もうひとつ、より滝が近くに見える滝見の湯があります。
本当は奥の岩の上に階段が見えると思いますよね。
そこに滝を真横から眺められる石楠花の湯があるのですが、
大雪で崖が崩れてしまって危険とのことで、入浴ができなくなっていました。残念。

お湯は透明の単純温泉ですが、消しゴム状の湯の花が大量に舞っています。
全体的に熱めで、肌にやわらかい泉質です。


R0012475a.jpg
こちらは女性専用の露天風呂。混浴よりも滝を近くに感じます。


R0012476a.jpg
女性用の内湯。露天風呂のように明るく開放感があります。
四輪駆動車での資材の運搬が可能になった昭和47年ごろにできたお風呂だそうです。

露天風呂の周りにはモミジの木が多めでした。
きっと秋は紅葉を眺めながらの湯浴みが最高だと思います。
また季節を変えて、再訪したいなと思います。


【2012年6月6日入湯】
入浴料/500円、日帰り入浴パック(送迎+昼食+入浴付き)3500円※4名以上3000円、前日までに要予約
日帰り受付時間/9:00~15:00

関連記事

加仁湯【栃木県奥鬼怒温泉郷】


奥鬼怒温泉郷の中で、こちら「加仁湯」だけには取材で何度か訪れたことがありました。
立ち寄りですが、久しぶりにゆっくりと浸からせていただきます。


R0012440a.jpg
まずは昔訪れたときは混浴の貸切風呂「ロマンの湯」だったところ。
3年前にリニューアルされ、混浴なのは変わらずですが、
加仁湯が所有する5本の源泉の利き湯に変わっていました。
小さな浴槽にそれぞれの源泉を混ぜずに注ぎ、
そのままの源泉温度や湯の個性を感じられるようになっています。
ただの貸切だと素通りしちゃう可能性大ですが、
温泉好きのツボを押さえたリニューアルですよね。
透明のお湯もあれば、にごり湯もあり。温度も浴感も違います。
流入量によるのだとも思いますが、にごり湯系が熱くて入れなかったのが残念でした。
大風呂はこれらの源泉を混合することで、加水や加温をせず、うまく調整ができるのですね。


R0012457a.jpg
さらに奥へと進むと、混浴の第三露天と女性専用の第一露天があります。
大谷石の混浴の入口がいい雰囲気を醸し出しています。


R0012452a.jpg
混浴のほうが雰囲気がよかったので、こちらに入りました。
細かな泡付きがあり、肌を包むクッションのようで気持ちいい。


R0012451a.jpg
女性専用の第一露天はこんな感じ。
渓谷側に囲いがある分、混浴のほうが開放感があるように思います。


【2012年6月6日入湯】
入浴料/500円
日帰り受付時間/9:00~15:00

関連記事

日光澤温泉【栃木県奥鬼怒温泉郷】


手白澤温泉に宿泊した翌日は奥鬼怒のほかの3湯を巡りました。
手白澤だけ離れていますが、
加仁湯、日光澤、八丁の湯はそれぞれ徒歩10分ぐらいの距離にあります。
まずは最奥にある日光澤温泉へ。木造りの昔ながらの佇まいを残しています。
玄関に吊るされた鐘を鳴らし、日帰り入浴をしたい旨を告げます。


R0012430a.jpg
日帰りで入浴できるのは混浴の露天風呂のみ。
まずは脱衣所のある上の露天風呂に入ります。
こちら、すぐ下にもうひとつの露天風呂があるのですが、2つで泉質も湯の色も違うんです。
上の露天風呂はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。無色透明でとろんとした感じがする。


R0012428a.jpg
石段を数段下りた下の露天風呂は、ご覧の通り、青みがかった乳白色。
含硫黄-ナトリウムー塩化物温泉で、湯の花が溶け合って熟成された感じだ。

内湯は入れなかったが、内湯もまた泉質が違うらしく、
男風呂と女風呂でも少し異なるようです。
館内も日帰りでは拝見することができなかったので、機会があれば泊ってみたい。


R0012438a.jpg
宿の入口には日光沢の滝がありました。
緑に隠れて全貌が見えないのですけど、
温泉めぐりの遊歩道内ではいちばん大きな滝でした。


【2012年6月6日入湯】
入浴料/500円
日帰り営業時間/9:00~15:00ぐらい?確認してから伺ったほうが良さそうです

関連記事

手白澤温泉ヒュッテ【栃木県奥鬼怒温泉郷】

R0012400a.jpg
ずっと行きたくて、行きたくて仕方がなかった宿でした。
2時間歩かないと辿り着けない、送迎もやっていない、というのがネックで、
これまで二の足を踏んでいました。
でも今年こそは行こうと決めていたんです、新緑の季節が訪れたら必ずと。

宿のホームページでは女夫渕から徒歩2時間~2時間半とありましたが、
父母に合わせたペースで休み休みだったので、3時間かかりました。
館内は無駄を排除したシンプルさの中にも、モダンな雰囲気が薫ります。


R0012398a.jpg
客室は6部屋のみ。案内された弐号室は15畳で広すぎるぐらいでした。


R0012402a.jpg
部屋でひと休みした後、さっそく温泉へ向かいました。
窓が開け放たれた内湯。それでも強い硫黄の香りが鼻をくすぐります。
泉質は単純硫黄温泉。消しゴム状の白い湯の花が大量に舞っていて、
全体的に青白く見えます。
内湯は熱め。歩き疲れた体にじんわりと染み渡る熱さで、これが気持ちいい。


R0012407a.jpg
外には囲いもなにもない、人工物もなにも見えない、素敵な露天風呂がありました。
到着日は天気がよかったので、遠くの雪が残る高い山まで望むことができます。
露天風呂はゆっくり周囲の景色を眺められるように、ぬるめになっています。
24時間入れるので、夜は岩にもたれて星空を眺めたり、
朝は少しずつ明けゆく空を眺めたり。
何度も何度も、時間が許す限り、浸かってしまいました。


R0012404a.jpg
洗い場にはシャワーの代わりに絶えずかけ流しの温泉が。
丸太をくりぬいた臼のようなもので受け止めています。
シャワーから実は温泉が出ている、というところは結構ありますが、
こういう使い方は初めて見ました。


R0012411a.jpg
手白澤温泉の楽しみはお湯だけに尽きません。
山の素材で心を尽くした和洋折衷の料理で、ちょっとフレンチっぽい雰囲気なのです。
前菜は鹿刺し、蕗の煮付け、山葵の葉のお浸しなど。ワインとの組み合わせが最高です。


R0012412a.jpg
これがほんと絶品でした。
燻製にした岩魚を唐揚げにし、じゃがいものソースを合わせています。


R0012413a.jpg
メインは森林鳥の塩焼き。ねぎソースが添えられていますが、
そのままでもジューシーで美味しい。


R0012416a.jpg
朝食は和な感じでした。これまた大きな岩魚の甘露煮がメイン。ご飯が進みます。


R0012418a.jpg
翌朝はあいにくの雨。

また行きたい。いやたぶん行く。今度は秋に。
紅葉の真っ盛りにあの露天風呂に浸かったら、と想像するだけでわくわく。


【2012年6月5日宿泊】
宿泊料金/2名1室1万3500円~
日帰り入浴/不可

関連記事

女夫渕温泉ホテル【栃木県女夫渕温泉】


奥鬼怒温泉郷の玄関口となる女夫渕温泉。
奥鬼怒エリアは一般車乗り入れ禁止のため、こちらの駐車場に車を停めて歩きます。
その前にひとっ風呂ということで。


R0012352a.jpg
日帰り入浴はホテルの入口ではなく、別の専用入口から入場します。
日帰り入浴は露天風呂の利用のみ。


R0012357a.jpg
混浴露天風呂はさすがの開放感です。
七福神の名前が付いた風呂や洞窟風呂など、9つの湯船が並んでいます。


R0012353a.jpg
女性専用露天風呂は2つ。脱衣所をはさんで天女の湯布袋の湯があります。


R0012356a.jpg
天女の湯はかなり熱くて入れなかったのですが、
布袋の湯は中央に石の仕切りがあり、川寄りの湯船が少しぬるくなっていたので入れました。
泉質はナトリウム塩化物泉。川俣一柳閣と印象は似ていましたが、
ほんのり硫黄の香りが混じります。少しずつ奥鬼怒に近づいているのを感じます。


R0012350a.jpg
歩く前の腹ごしらえとして、併設のレストハウスで昼食をとることに。
THE家のカレー、って感じのカレーライス。ま、悪くない。


【2012年6月5日入湯】
入浴料/1000円
営業時間/8:30~15:00
休み/不定休

関連記事

川俣一柳閣【栃木県川俣温泉】


先週、奥鬼怒温泉郷を旅してきました。
一湯目は奥鬼怒の手前、川俣温泉にあるこちらに立ち寄りました。

玄関のあるフロアが最上階で、渓谷に向かって下へ下へと客室が造られています。
そしていちばん川に近い場所にあるのが、露天風呂です。


R0012341a.jpg
いちばん開放感のあるのが大露天風呂。混浴も可能です。


R0012340a.jpg
混浴は父に譲って、いちばん奥にある婦人風呂へ向かいます。


R0012338a.jpg
女性専用露天風呂も充分に広く、渓流をすぐそばに感じられます。
温泉は少しぬるっとして肌にやわらかな感触。
後から気づいたことですが、この風呂だけ源泉が違っていました。
八木沢上流源泉で、泉質は単純温泉


R0012343a.jpg
3つの貸切露天風呂も渓流沿いに並んでいます。
カギが空いていれば予約不要で貸切にできます。
3つのうち、いちばん広い岩風呂に入りました。
川から運んだ大きな岩を組んだような湯船で、少し洞窟のような雰囲気になっています。
奥の岩の隙間から熱い湯が絶えず注がれ、湯船全体の温度も結構熱めでした。
貸切の泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
お湯の鮮度はこちらのがよいように感じましたが、
女性用露天風呂のほうがぬるっとした感触でした。


R0012345a.jpg
貸切露天のひとつ、泡湯。泡は出ていなかったけど。。。
川にはこの風呂がいちばん近いように感じます。


R0012346a.jpg
こちらも貸切露天の桧湯。ふたりで貸切のにちょうどよい広さ。


【2012年6月5日入湯】
入浴料/自遊人温泉パスポート利用(通常1000円)
日帰り営業時間/10:00~14:00
休み/清掃のため不定休あり
関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。