2012年08月

世古の大湯【静岡県湯ヶ島温泉】


湯ヶ島温泉にあるもうひとつの共同湯、「世古の大湯」。
新緑や紅葉の美しさで世古峡のある猫越川沿いにあり、
道路からは谷底に下りる急な石段を歩いて行きます。
渓流と鄙びた湯小屋、共同湯好きなら惹かれるロケーションではないでしょうか。


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管理の人はおらず、管理費として100円以上を志納箱に入れて浸からせていただきます。

右手の湯口があるほうがかなり熱め、左手もやや熱め。
熱いけれど躊躇なく入れて、体に馴染むと気持ちがいい。
湯のコンディションや清潔感に難がある時もあるようなのですが、
私が伺った時はきれいで、澄んだ力のある温泉があふれていました。


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泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
パイプの湯口が湯の中まで延びていて、
時折ゴボゴボと音を立てながら湯が注がれてきます。
パイプの周囲には成分の塊も。

地元の方の日常に溶け込んだ温泉です。
旅行者は浸からせていただくという謙虚な気持ちを持って利用したいものです。


【2012年7月31日入湯】
入浴料/100円以上の寸志
営業時間/11:00~21:00

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河鹿の湯【静岡県湯ヶ島温泉】


伊豆半島のほぼ中央、天城山中の狩野川の渓流沿いにある湯ヶ島温泉。
歴史ある旅館や共同湯が渓流に沿って静かにたたずむ古くからの湯治場です。

共同湯のひとつ「河鹿の湯」は、
川端康成が『伊豆の踊子』を執筆した旅館として知られる「湯本館」への路地を入り、
さらに奥に歩みを進めた狩野川のほとりにあります。


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施設はそこまで古いという感じはしませんが、独特の情緒のある美しい風呂です。
窓からは狩野川と対岸の緑が見えて、川風が心地よく流れてきます。

湯は無色透明で、くせのない素直な湯です。
温度は44℃前後ぐらいの体感。
熱めだけど、共同湯慣れしてくれば躊躇なく入れる温度です。

河鹿の湯の由来は、夕方になるとカジカガエルの鳴き声が響くところから来ているようです。
湯口にはそのカエルの像。
そこから湯船に注ぎ、たっぷりとあふれ出る湯も嬉しくなります。


【2012年7月31日入湯】
入浴料/250円
営業時間/13:00~22:00(受付終了21:30)
休み/水曜

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湯々庵 枇杷の湯【長野県浅間温泉】


かつてこの場所には初代松本城主が造った御殿湯がありました。
『湯々庵 枇杷の湯』主人・小口家は代々その湯守としてこちらを管理してきました。
その後、旅館として営業されてきたが97年に営業を終了。
歴史ある建物を活かして、日帰り温泉施設として生まれ変わりました。

本館の建物は御殿湯の詰所跡といわれています。
小口家ゆかりの品などが展示され、それを眺めながら浴場へ向かいます。


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大浴場は週ごとに男女入れ替え。
高い天井に太い梁をめぐらせて、開放感がある造りです。
循環、加温、消毒ありの湯だが、
湯口が2つあり、片方に柄杓が置いてあって飲泉ができるようになっています。
クセのない味でした。


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外には檜の露天風呂があります。
ここも循環だけど、大量にオーバーフローがあってあまりに気にならない。

お風呂はこれだけじゃありません。
離れにあるので、一度服に着替えてそちらへ向かいます。


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最初の写真の右奥の高台にある別棟の野天風呂。
モミジの葉が湯船にかかり、野趣にあふれた造り。
このあたりにかつての御殿湯があったそうで、贅沢な殿様気分が味わえます。
こちらも手前の湯口で飲泉ができるようになっています。

循環なのが残念で、パンチの感じられないお湯だったのですが、
旅館だった空間を贅沢に日帰り温泉施設にしているので、お得感はあります。
私が訪れたときに準備していた歴史ある庭を眺める喫茶もできたようですので、
1日のんびり過ごしたい、そんな人に向く場所かもしれません。


【2012年7月14日入湯】
入浴料/800円
営業時間/9:00~21:00(受付終了20:00)
休み/月曜日(祝日の場合は翌日休)

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仙気の湯【長野県浅間温泉】


浅間温泉の共同浴場のもう1軒、「仙気の湯」です。
温泉まんじゅう屋さんや名物のおしんこ餅屋さんなどがある温泉街の中心部にあります。


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洗い場が4人分ぐらい、奥に横幅いっぱいの浴槽がある狭めの浴室です。

本来は港の湯ぐらい熱いのですが、どうやら私の前に入っていた方が
かなりぬるくさせたようで、だいぶ入りやすい温度になっていました。
透明で少しぬるすべ感のある湯で、うっすらと硫黄臭を感じます。

「仙気」とは下腹部に痛みを覚える「疝気」という病気のことで、
それらに効能があることからその名が付いたようです。


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湯口のそばにコップがあり、飲めるようになっています。
クセのない味でした。


【2012年7月14日入湯】
入浴料/250円
営業時間/6:00~20:30(受付終了20:00)
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港の湯【長野県浅間温泉】


浅間温泉には共同浴場が多数ありますが、ほとんどが地元専用。
旅行者にも開放されているのは2つ。
そのひとつが温泉街の入口近くにある「港の湯」です。
一見すると営業してるのかしてないのか分からないすっきりとした外観なので、
通り過ぎてしまう人もいるかもしれないですね。


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浴室にはレトロなタイル張りの風呂がひとつ。
4人がぎりぎり入れるぐらいの広さです。

私もいろんな共同浴場にチャレンジしてきましたが、ここはかなり熱い!
源泉温度49.7℃がほぼそのままの温度を保って注がれている感じで、
足を付けることもままなりません。

かけ湯を繰り返して2、30分後、
意を決して静かに身を沈めたらやっと入ることができました。
体が熱さに馴れれば気持ちいい。
でもすぐに火傷しそうな熱さを足元に感じてギブアップしてしまいましたが、
あつ湯ならではの浸かった後の爽快感がたまりません。

共同浴場は地元の湯仲間で管理されていて、番台の当番も交替でされているそう。
利用させていただけることに感謝しながら浸かりたいものです。


【2012年7月14日入湯】
入浴料/200円
営業時間/6:30~20:30
休み/なし

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ホテル玉之湯【長野県浅間温泉】


浅間温泉の湯巡りに利用したのはこちらのお宿。
温泉街の入口に近い、明治18年創業の旅館です。
バリアフリーの宿として全国的に知られているようで、
当日も車椅子の方が宿泊されていました。


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決め手は温泉旅館には珍しく、シングルルームが用意されていたからです。
広さは8畳ほど。ドアのそばには洗面所もあり、
トイレ以外は必要なものがすべて揃っていて快適でした。


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男女別の大浴場は24時間入浴可能。


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外には檜造りの露天風呂があります。
新しくされたのかな? 清々しい木の香りが漂ってきます。

混合泉で、泉質はアルカリ性単純温泉
循環ろ過とかけ流しの併用で、光触媒による消毒がされています。
ややぬるすべ感のあるお湯です。


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湯上がり処に冷えた「えんめい茶」と「カリンジュース」が用意されていて、
自由に飲めます。あって水ぐらいが普通ですが、チョイスがなかなか嬉しい。


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さらに嬉しいのが、5階にある貸切露天風呂が宿泊者は30分無料なのです。
貸切露天は「南天ノ湯」と「北天ノ湯」の2つがあって、
「南天ノ湯」の方が眺めがよいとのことで、こちらを利用しました。
松本市街地と高ボッチ高原の山々を眺めることができます。


夜には名物イベントの「車坐コンサート」がありました。
当日は木彫家でシンガーソングライターでもある「手仕事屋きち兵衛」さんのライブでした。
きち兵衛さんの日を狙って訪れるファンの方も数多くいらっしゃるそうです。
いろんな澱みを洗い流してくれるような、透明感のある癒しの歌声にすっかり魅了されました。

シングル素泊まり6300円で、こんなに楽しんでいいのでしょうか、
と申し訳なくなるぐらい充実していました。
チェックアウト後、少し離れたバス停からひとりバスに乗って駅方面に向かったのですが、
ちょうどそのバスが宿の前を通り過ぎる時、女将さんが外に出て手を振ってくださいました。
正直、安いプランの宿泊者にそこまでできないよ、という宿が多いと思いますが、
分け隔てないもてなしに本当に心が温かくなりました。


【2012年7月13日宿泊】
宿泊料金/素泊まりシングル6300円~
日帰り入浴料/14:00まで800円、それ以降の時間帯とタオル貸し出しの場合は1000円
日帰り営業時間/11:00~22:00

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目之湯旅館【長野県浅間温泉】

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正直言って、浅間温泉にこんな素敵な宿があるとは思いませんでした。
創業240年の老舗の風格。
浅間温泉街の路地を入った奥にあり、木々に囲まれ、秘湯感が漂います。


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お風呂は館内の木の廊下を歩いた奥にあります。
決して広くはないのですが、先客が結構いらっしゃいました。
露天風呂は桶風呂。


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内湯は古代檜風呂になっています。

泉質はアルカリ性単純温泉
ホウ酸分を含む温泉の成分が目に良いと言われ、宿の名前もそこから来ています。
露天、内湯ともにもちろん源泉かけ流し。透明な中に白い湯の花がたくさん舞っています。
染み渡るような熱さで、湯上がりはいつまでも汗が引きません。
湯の力を存分に感じられます。


【2012年7月13日入湯】
入浴料/600円
日帰り営業時間/15:00~21:00

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静保庵小柳【長野県浅間温泉】


自遊人の温泉パスポートを利用して立ち寄りました。
浅間温泉街の坂を上ったところに立つ高級感漂う宿です。


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お風呂はロビーのある2階から1階へ下り、大広間などを通って、
また階段を上がった2階にありました。
内湯はかなり広い。

泉質はアルカリ性単純温泉
以前は自噴の自家源泉を利用していたそうですが、現在は管理上休止しており、
混合泉を引湯しています。
循環ろ過、塩素消毒あり、加温・加水は季節によりとありましたが、
後で行く共同浴場がかなり熱かったので、加水もされていたと思われます。
ゆえにあまり特徴が感じられません。


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眺望が良いとは言えませんが、檜造りの露天風呂があります。
こちらはかけ流し。さらりとした感触です。

この時代の施設の難しさもあるかと思いますが、
お湯に関してはもうちょっと、という感じです。


【2012年7月13日入湯】
入浴料/1000円
日帰り営業時間/15:00~19:00
休み/メンテナンスのため年1~2回不定休

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軽井沢千ヶ滝温泉【長野県軽井沢町】


星野温泉エリアを少し鬼押出し方面に進み、左手に入ったところにあります。
プリンス系列の日帰り温泉施設。
入口の前にやたら広大な駐車場が広がり、不思議に思いますが、
かつては軽井沢スケートセンターやホテルなどがある一大リゾートエリアでした。

今は日帰り温泉施設を残すのみです。
そんなふうに書いていると寂しい施設のように思いますが、
駐車場にも車が結構停まっていましたし、地元のリピーターらしい入浴客が結構ありました。


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温泉は駐車場に面した建物から木々の中に造られた通路や橋を歩いた奥にあります。

浴室に入ると、シャワーブースの奥に大きく窓の取られた内湯があります。
「星野温泉トンボの湯」の内湯に似た造りで、
三角屋根に合わせた窓がモダンで開放感があります。
内湯は循環ですが、そこまでコンディションは悪くないと思います。

露天風呂はかけ流し。
岩造りの露天風呂と少し高い場所にある屋根付き露天風呂の2つがあり、
どちらも広めでゆったり入れます。
そばに沢があり、周囲の緑が爽やかに目に飛び込んできます。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
茶色の細かな湯の花が舞っていて、わずかに油臭のような匂いがしました。
施設もリニューアルされているのか、古い感じがなかったですし、
星野温泉もいいけど、こちらもなかなかおすすめです。

最後に、駐車場に面した建物の方にプリン専門店がありまして、
寄らずにはいられません。
いろいろ種類があって、プレーンなものをいただきましたが、
湯上がりにちょうどよいさっぱりとした甘さでした。


【2012年6月29日入湯】
入浴料/平日1100円、土・日・祝1200円、特定日1500円(ホームページに割引券あり)
営業時間/12:00~21:30(受付終了20:45)、
土・休日・特定日10:30~22:00(受付終了21:15)
休み/なし

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塩壺温泉ホテル【長野県軽井沢町】


にぎやかな星野温泉エリアから徒歩10分ぐらいの森の中にあります。

塩壺温泉の歴史は軽井沢エリアで最も古く、鎌倉時代に源頼朝が発見したのが起源。
初めて湯の湧く壺という意味の「初壺」が転じて、塩壺になったのだそうです。
宿自体は昭和9年の創業。

入口の左手に明神池という池が広がっていて、
傍らにはエサ台もあり、さまざまな野鳥がやってきます。
軽井沢らしさと、和と洋の雰囲気の両方が感じられるホテルです。


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内湯はかなり広く、窓の向こうに露天風呂があります。
内湯の一角は寝湯になっています。


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露天風呂は内湯に比べるとかなり小さめ。庭の池のほうが広いですね。

泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉で、
星野温泉と同じ源泉を使用しているとのこと。
「トンボの湯」の方が少しだけぬるぬるとしていたように思います。

露天風呂は循環とかけ流しの併用なのでしょうか。
かなりぬるめで、茶色の湯の花がちらほら舞っています。

入浴料は泉質を考えると少し高く感じますが、
入浴中誰も入って来ず、この広い大浴場を貸し切りにできましたので、
ゆっくり入りたい人には良いかもしれません。


【2012年6月29日入湯】
入浴料/1000円
日帰り営業時間/11:00~21:00

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