取材で福島の微温湯温泉に行ってきました。
その後、東北線沿線の駅近の温泉をぷらぷらと巡って。

まずは、微温湯温泉『旅館 二階堂』から。
国道から折れ、対向車とすれ違うのもやっと、という細道を抜けると、
ズドーン!って感じで木造りの宿の外観が現れます。

浴場も年季の入った木造りです。
約30℃のまさにぬる湯がドバドバと注がれています。
奥の白い浴槽は、真水の沸かし湯。上がり湯のために置かれています。
夜には静かに2時間浸かり、上がり湯に浸からず、
そのまま出てみました。
最初は
ブルブル
と震えがきましたが、
布団に入るころには体の芯からぽかぽかと。
お風呂でご一緒した方で、今までに出会ったことのないタイプの温泉マニアの方とお話しました。
飲泉や湯治が可能な温泉へマイジャーを持って行き、
ご飯を炊いて楽しんでいるそうです。
ちなみに、こちらの温泉での炊きあがりは、酸味が少し残ってしまったとのこと。
炭酸鉄泉が香ばしく焼きあがっておいしいらしいっす。

宿泊した部屋は大正時代に建てられた棟。
宿は明治から大正に建てられた建物で、茅葺きの屋根も残されています。どこを撮影しても絵になる雰囲気。
あとは雑誌でレポートするので、微温湯温泉についてはこの辺で。
次の日は、東北線沿線で立ち寄りやすい温泉に寄ってみました。

安積永盛駅から徒歩15分ぐらいの場所にある『月光温泉 大浴場』。
向かいには『月光温泉クアハイム』という立派な日帰り温泉がありますが、こちらは簡易的でB級感が漂っています。

さびれたステンドグラス風の窓から光が差し込む男女別の内湯。
ドバドバと温泉がかけ流されていますが、
なにせ
あつい! 45、6℃です。
おばさんが何人か入っていましたが、
みんな長いこと浸かることはなく、
岩盤浴状態で湯船から流れる湯を楽しんでいる人もいました。
熱湯は苦手ですが、湯上がりの足取りは軽くなりますよね。
Ph9のナトリウム硫酸塩塩化物泉で、
そんなに強くはありませんが多少のヌルスベ感はあります。

次は、矢吹駅で降りて、『新菊島温泉』へ。
昔の情報だとバスがあるように書いてあったのですが、いつのことだか分りませんがすでに廃止に。
途中まで歩いてしまったので、宿まで歩いてしまいましたが、30分かかりました


男女別の大浴場の入口には、
天狗さま!
あくまでもいい意味での、B級感というか、
さびれた観光ホテル感が漂います。

女性用の内湯はこんな感じ。
奥の小トビラを開けると、

広々とした混浴内湯に出れます。
比較的入りやすい雰囲気ではありますが、
なかなか長いこと混浴内湯に留まることはできず、
写真だけ撮って、そそくさと退散

お湯は39℃ぐらいのぬるめで、ほどよいヌメリ感もあり、
とても
タイプの湯でした。
全身にびっしりと泡付きもあり、
私が行った中では山梨県の『山口温泉』を思い出す温泉です。
ここと湯質が似ている『不動温泉ホテルまるなか』が、
事前に調べているときは、閉鎖の情報しか出てこなかったんですよね。
それが、新菊島で一緒になった方に話を聞いたら、
7月1日に再開されたとのこと。
とても好みの湯質なので、
また近くに行く際にはぜひそちらにも立ち寄りたいと思います。
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